自動車の軽量化ニーズに応じて、機能性材料への代替が進む欧州市場で三井化学のプレゼンスを高めていくのが使命。 梅田 直希 Naoki Umeda Mitsui Chemicals Europe GmbH Advanced Composites Div,Senior Manager 2007年入社 法学部卒

現在までのキャリア

2007年 入社 市原工場に配属され、経理担当
2008年 本社 合成樹脂の自動車及び自動車部品メーカー向け営業
2011年 同事業の海外現地法人の経営及び事業企画支援を担当
2012年2月 ドイツに赴任
2015年1月まで 営業及び事業企画を担当。
2015年2月より 現職

現在の仕事内容

2015年2月から、シニアマネージャーとして、事業の将来あるべき姿を定め(中期計画・予算の作成)、それに基づいて日々の事業活動(営業、調達、生産、品質)の方針を決めると共に、個別の活動の進捗を管理しています。
営業エリアは、欧州全域にロシア、トルコ、北アフリカが加わります。日系自動車・自動車部品メーカーはもちろん、欧米系への拡販を進めています。最近は車体の軽量化につながる新製品を、開発・提案しています。欧州は、燃費規制が厳しく、車体の軽量化のニーズが非常に強いため、金属から合成樹脂への置換え、又は比重の重い樹脂から軽いPPへの置換えの活動が盛んで非常に面白い市場です。こうしたトレンドを社内に紹介していくことも大切な仕事です。

仕事のやりがいや喜びを
感じる時はどんな時ですか?

日本に比べて所帯が小さいため、一人が担当する仕事の幅が非常に広く、事業の上流(開発)から下流(販売)まで全てを見ることができるのが一番面白いですね。また意思決定も速く、市場からのフィードバックを速く感じられます。
駐在1年目から、ロシア向け案件獲得に向けて、現地生産化も視野に入れた市場調査を行い、駐在3年目で案件受注・販売開始に漕ぎ着けたときは、ゼロから新しい市場にビジネスを作ったことで感無量でした。若手でもこれだけの仕事を任せてもらえることが、海外駐在の醍醐味だと感じます。

仕事の難しさ、厳しさを
どんなところに感じますか?

欧州では、主顧客である日系自動車メーカーの市場シェアが他地域に比べて低いため、三井化学のPP事業の規模も他地域に比べて小さいのが現状です。しかし欧米系自動車メーカーを主顧客とする競合他社が圧倒的に大きく強いため、彼らに負けないだけの力をつけることが非常に難しい課題です。
駐在1年目に、事業撤退も含めた抜本的な収益改善計画の策定に取り組みました。主に営業の経験しかなかったため、一地域の事業の将来像を決める仕事は非常に難易度が高く、計画案を本社に二度却下され追い詰められました。この事業から撤退するかもしれないという恐怖感と、事業を背負うことの責任の重さを痛感しました。最終的に計画が承認された後、先輩から「別人のようになった。成長したね」と声をかけて頂き、報われる思いでした。

仕事上、
自分なりに心掛けている事は? 

1)自分の頭で考え、意見を持つこと。先輩や経験のある他部門(営業、研究、アドミなど)の方と議論をすることが多いのですが、結果的に誤っていても良いので、自分なりに考えて意見を出すように心掛けています。それによって反対意見も出やすくなり、議論が活性化して前に進んでいくと考えています。

2)決める(結論を出す)こと。仕事では、情報が完全に揃った状態で決断できることは少なく、時間の制約から、不確かな状態でも決めなければならないときがあります。迅速に決める力を磨くことを心掛けています。

1日の仕事の流れ

出張のある日
  • 朝5時起床、早朝のフライトで目的国まで移動し、主にレンタカーでお客様先へ移動
    日帰りもあれば、2、3日かけてお客様を回ることも
  • 数件面談を行い、移動の合間に簡単なメール返信、電話連絡を行い、帰社後、又はホテル到着後、メール確認、資料作成等を行います
出張のない日
  • 朝8時に出社し、時差のある日本からのメールをまず確認し、電話連絡
    その後、同僚や原料調達先、商社との打ち合わせ、毎月の実績報告会議への出席、出張中に確認できなかったメールへの返信等

三井化学を選んだ理由

  • 就活中にあった先輩社員が味のある方が多く一緒に働いてみたいと思った
  • 事務系出身者の担当業務が幅広いこと
  • 製品を提供する産業の裾野が広く、世の中に与える影響が大きいこと
  • 海外で働く機会があること

学生の皆さんへ

1)就職活動は、良い「社会見学」の機会ですので、できるだけ多くの人と話し、学んで下さい。

2)入社後は、生活の大部分を仕事が占めることになりますので、会社を選ぶ際には、「どんな仕事を」に加えて「どんな人と」という判断軸も大切にしてください。三井化学は、特に「人」の点で魅力のある会社だと思います。