長時間の移動や日本とは異なる商慣習に対応し、食品包装材に使う機能性ポリエチレン樹脂を成長を続けるインド市場で拡販。 西澤 俊 Shun Nishizawa MITSUI CHEMICALS INDIA, PVT. LTD. 2008年入社 ビジネス学部マーケティング学科

現在までのキャリア

2008年 入社 市原工場人事部で採用や教育関連業務を担当
2010年5月より 三井化学インドで包装材料関連樹脂のマーケティング・営業を担当

現在の仕事内容

インドで機能性ポリエチレン樹脂のマーケティング・営業を行っています。この樹脂は特に食品包装材に欠かせないもので、年率15%前後の勢いで伸びています。主な用途は、インドの食卓に欠かせないカレーのナンに使われる小麦、米、油の包装材料です。
既存の包装材では、未整備な面があるインドの物流事情では、小売店に並ぶ時点で既に破袋が起きるケースが多く、そういった問題を解決できる樹脂としてお客様に紹介しています。お客様の生産効率を大幅に高めることも可能で、あらゆる用途に提案をしています。担当エリアはインド全土ですから、オフィスがあるデリーを拠点に、ムンバイやチェンナイ等も飛び回り、また、空港に着いてからも車で片道5~6時間の移動も日常茶飯事です。

仕事のやりがいや喜びを
感じる時はどんな時ですか?

自分の扱っている製品を顧客に紹介し、承認され、正式に継続販売が決まった時です。
このプロセスに平均して半年程かかります。決して短い道のりではなく、時にはあと一歩のところでふりだしに戻る時もあります。そんな時は周囲の営業や技術スタッフの先輩に相談し、一人で考え込まないようにしています。
インドのお客様は、こちらの製品を紹介しても、一度や二度の訪問では話を聞き入れてくれず、次に繋がらないことが多々ありますが、諦めずに訪問し、一度でも我々の製品を試してもらえればこっちのものです。対応がガラッと変わり、販売に繋がります。

仕事の難しさ、厳しさを
どんなところに感じますか?

特にインドの顧客は要求価格が低く、価格交渉がとても大変です。事前に価格を伝えた上で試作をしてもらい、結果が現行品より良くても、「現行品よりも安くなければ買わない」と言い張る顧客がたくさんいます。そういう場面ではあらゆる説明資料を用い、価格を維持するように努めますが、それでも難しい場合は、また日を改めます。本当に必要な場合、後日連絡がありますから。
また、顧客先によっては、デコボコ道を車で通る場合も少なくないので、何度も頭をぶつけて顧客先にたどり着く時もあり、国内や欧米とは異なる厳しさがあるのではないかと思っています。

仕事上、
自分なりに心掛けている事は? 

1)迅速に次の対応に備えること。新興国のビジネスはスピードが重要でお客様を訪問したら、極力その日のうちに関係者にレポートし、次のアクションの準備をするように心掛けています。私の扱っている製品は、競合品に比べ独自性の高い製品ですので、特に技術的な説明には興味を持っていただけるようで、いろいろなご要望に素早く対応することが大切です。

2)駐在員として発信する情報に配慮すること。インドに駐在する私と関わる方たちが、自分に何を求めているか常に考えながら行動しています。日頃関わるのはお客様だけでなく、シンガポール、日本本社、あるいは研究系の社員ですので、どういった情報をいつどのように発信するかを大切にしています。

1日の仕事の流れ

出張のある日
  • 朝6~8時には飛行機で移動
  • 10時~顧客訪問。そのまま顧客と昼食 (あるいは商社さんと)
  • 午後別の顧客訪問
  • 16時~商社さんと打ち合わせ
  • 18時~飛行機でデリーへ
出張のない日
  • 8時半~9時出社
    (就業時間は9時~18時)
  • 午前中はメール対応やシンガポール拠点のスタッフと電話・テレビ会議
  • 13時~14時昼食
  • 15時~商社さんと打ち合わせ
  • 18~19時帰宅

※月の7割が出張、残りがオフィス勤務です。

三井化学を選んだ理由

  • アメリカで過ごした学生時代に「日本の製品はとても良い」と言われ、日本人として誇りに思い、メーカーに興味を持った。
  • 素材メーカーであれば、特定の製品ではなく、幅広く携わることができると思った。
  • 多くの国に生産拠点を保有している三井化学であれば、日本のみならず世界の舞台で戦えると思った。

学生の皆さんへ

新卒としての就職活動は生涯で一度しかありませんので、なるべく多くの人に話を聞くことが大切だと思います。