三井化学の新しい柱となりうる新分野の製品開発で、ダイナミックな事業創造の最前線に立つ喜び。 研究開発 森 あゆみ Ayumi Mori 2013年入社 新事業開発研究所 理工学研究科 応用化学専攻修了

プロフィール
学生時代は有機化学の有機金属錯体を用いて分子触媒反応を研究。研究室と共同研究していた三井化学の研究者を見て興味を持ち、三井化学主宰の触媒化学国際シンポジウムに参加して感じた技術の高さや研究開発の活発さ、さらに採用の会社説明会や面接で会った社員たちの雰囲気のよさに惹かれて入社した。袖ヶ浦の研究所で、新事業立ち上げに向けて商品開発を推進するプロジェクトに参加している。

メーカーの原点である工場で
製造現場の重要さ、
研究開発の役割の重さを知る。

入社してまず強烈な印象を受けたのは、研修の一環として経験した名古屋工場での現場勤務です。わずか1か月でしたが、現場の人たちと直接話し、三交代勤務も実際に経験して、ものづくりの大変さ、特にひとつの製品の品質を維持しながら製造を続けていくことの難しさを体感しました。

工場長との距離も近く、現場の運転員の方から飲み会の席で「長く続く製品をもっと開発してくれ」と言われたのも強く心に残りました。工場のトップをはじめ製造部門がと研究開発部門に寄せる期待の大きさの連携の大切さが伝わってきたからです。

研究者はとかく研究開発に追われて現場が見えなくなりがちですが、常に工場での経験を思い出しながら、研究開発の仕事を続けていこうと決意しました。

新事業立ち上げプロジェクトの中で、
ダイナミックな商品開発を推進。

現在は新事業開発研究所のリチウムイオン電池向けの新材料を開発するプロジェクトに参加しています。事業化前の段階なので詳しいことはお話しできませんが、試作品を造り、ユーザーに持参して評価してもらい、その結果を受けて改善・試作を行うというプロセスを繰り返しながら、事業化へ一歩一歩近づいているところ。

学生時代に思い描いていた、触媒を研究開発する仕事とはかなり違いますが、学校で学んだ有機合成などの知識は活かすことができますし、ハイスピードで進行するプロジェクトの中で次々出てくるタスクと夢中になって格闘しているうちに、ダイナミックな新事業創造の面白さもわかってきました。将来、三井化学の新しい事業の柱になり得る分野ですし、リチウムイオン電池の機能・性能向上は社会的な貢献にもつながるので、大きなやりがいを感じます。

チームでは私が一番若手ですが、主力となって活躍している先輩たちも若い人が多く、職場は活気に満ちています。気軽に相談できるので、仕事も楽しいですし、スピードも速いです。1年目は仕事の基本から上司に教わり、ひとつひとつ相談しながら材料の合成や分析を行っていましたが、2年目からは1人で行うことも増え、自分で優先順位や効率を考えるようになりました。

大切にしているのはまわりとのコミュニケーション。学生時代は自分の研究に没頭することができましたが、製品開発はチームプレーですから、様々な役割の人たちと連携を密にしなければなりません。それがわかるようになって、よりスムーズに仕事ができるようになってきました。

苦労するのは担当している材料の扱い方が難しいこと。新しい技術材料を用いているので、性質にもわからないことがあり、思いがけない挙動をすることがあります。そうした現象が起きるたびにそこから学び、次第に性質がわかってきました。こうして新しいことがわかり、次につなげていけるところに、化学製品の開発の楽しさがあると思います。

森 写真

めざすのは、新事業につながる
新しい研究テーマを創造・提案し、
具現化していくこと。

今の課題は説明力・提案力を身につけること。現在行っている具体的なことは説明できますが、自分の頭の中にあるアイデアを言葉にしてまわりに提案していくことはまだできていません。先輩たちは若くてもしっかりした考えを持ち、それを提案して納得させ、実行していく力を持っています。私もそれができるようになったら、さらに仕事が面白くなるでしょう。

将来の目標は、新しい事業につながるような研究テーマの立案。それができるようになるためには、多くのことをこれから学び、力をつけていく必要があります。そのためにも現在参加しているプロジェクトで、新しい製品を生み出していくという貴重な経験から様々なことを身につけ、能力を向上させていきたいと考えています。

1日のスケジュール

8:30 出社
9:00 朝のミーティング
9:30 メールチェック
10:00 製品試作の準備
12:00 昼食は研究所の社員食堂で
13:00 製品試作
分析
15:30 プレゼンのための資料作り
19:00 退社