グローバルな製造・販売体制の最適化を通じて、三井化学の主力事業を再構築していく。 事務・アドミ 大脇 敬介 Keisuke Owaki 2009年入社 基礎化学品事業本部 フェノール事業部 フェノールグループ 商学部卒

プロフィール
学生時代から海外に興味があり、企業経営について学びながら、1年間のイギリス留学、半年の台湾留学を経験。海外旅行にも毎年出かけ、南米3回など先進地域以外も積極的に回りながら見聞を広げた。就職では業界を絞らず、化学・鉄・石油など産業基盤を支える業界を幅広く検討。中でも1次面接から1時間かけてじっくり話を聞いてくれた三井化学に、人を重視する社風と、やりがいのある仕事ができる可能性を感じ、入社を決めた。

世界を舞台に大きなビジネスを回していく
事業経営の醍醐味。

フェノールは幅広い製品の原料となる基礎化学品ですから、事業部でこの製品を担当するということは、ひとつの大きな会社を経営するようなもの。世界の市場動向を見ながら国内外の生産拠点の生産をコントロールし、世界の顧客企業と面談・交渉しながら販売し、コストを管理していきます。

事業経営で最も重要なのは、収益の最大化。消費地によってどこで生産して運ぶのが効率的かを考え、拠点ごとの生産量を増減することから、プラントの設備更新など長期的な投資まであらゆることを視野に入れて、事業を運営していくことが求められます。

難しいのは原油価格や株価の変動など、世界のあらゆる動きが顧客のニーズに反映するため、すべてに目を光らせながら判断・行動していかなければならないこと。フェノールという製品自体はどこで製造しても変わりませんが、その製造・販売によって収益を上げるためには、広い視野と、先を読む力、交渉力が必要です。グローバルビジネスのスケールの大きさやダイナミックな動きと共に、プロフェッショナルとして要求される能力の高さも、この仕事の魅力と言えるでしょう。

大切なのは人と人のコミュニケーション、
そこから生まれる信頼関係。

こだわっているのは極力、人と直接会うこと。メールや電話、商社経由のコミュニケーションだけでなく、会って話をすることで初めて見えるものがあるからです。たとえばお客様を訪問すると、ふだんの連絡では感じられなかった不満が見えてくることがあります。その不満の原因が価格なのか、デリバリーの遅れなのかといったことも見えてきます。

お客様からのオーダーが減ったときなどは、その背景になんらかの不満、当社が対応できていない要望が隠れています。そうした背景を理解するには、直接対話することが不可欠です。お客様の気持ちや行動の背景が理解できれば、それだけ世界の変化から次にお客様がどう動くか、何を必要とするかも読めるようになっていきます。「先を読む」と言葉で言うのは簡単ですが、そこには奥深いノウハウがあり、先を読む精度を上げていくためには、人と会う地道な努力の積み重ねが大切なのです。

お客様だけでなく、社内でもコミュニケーションの質は重要です。たとえば緊急のオーダー対応のため、プラントを動かす仲間たちに休日出勤を頼まなければならないときなどは、それによってどれだけ巨額なビジネスが生まれるかなど、理由や目的をしっかり説明しますし、無事ミッションが完了したときは、「ありがとう」の一言のために、現地まで飛んでいきます。こうした努力によって生まれる人と人との信頼関係がビジネスを支えているのです。

海外拠点に腰を据えて、
グローバルビジネスにチャレンジしたい。

入社後2年目から約5年間、当時苦戦していたIPAという製品を担当し、国内の古いプラントを建て替えるスクラップアンドビルトを行い、事業環境の変化に対応した大胆な事業再構築を上司と推進、なんとか黒字化を実現しました。この経験が今のフェノール事業でも生きています。フェノール事業はIPAよりはるかに規模が大きいのですが、かつてのIPA同様業績に苦戦しているところは同じ。今の上司と力を合わせて、生産拠点の拡大やシフトなど事業体制の再構築を行い、収益構造を強化していくことが求められています。

私がフェノール担当になったのは2015年10月で、まだまだ経験スキルが足りません。これから経験を積んで、フェノールを再び三井化学の主力事業として復活させるのが今の目標です。それが実現したら、一度海外駐在を経験したいと考えています。学生時代から海外に興味があり、グローバルなビジネスを手がけながら成長していきたいというのがキャリアビジョンの根底にあります。地域は問わず、とにかく海外に腰を据えて、商品でもプラントでも新規事業でも、新しいプロジェクトやビジネスを立ち上げ、育て、軌道に乗せるところまでを手がけたいですね。

大木 写真

1日のスケジュール

8:45 出社 メールチェックなど
9:30 生産拠点別に生産・出荷の確認
10:30 原油、化学品、株価など、世界の市況を確認して上司に報告し、打合せ
11:30 メールチェック、返信
12:00 昼食
13:00 外出 都内の顧客訪問
需要見込み、デリバリーの状況などについて話す
15:00 帰社
社内ミーティング
生産拠点と電話で打合せ(必要な場合は現地へ行く。千葉プラントなら日帰り、海外なら出張になる)
17:00 上司へ1日の活動報告・打合せ
18:00 顧客動向の確認(システム内のオーダー量チェックなど)
19:00 退社