子育てと仕事を両立して研究開発の最前線で活躍する女性のキャリアモデルを目指します。 生産技術 鈴木 真帆 Maho Suzuki 2006年入社 新事業開発研究所 工学研究科 工業化学専攻修了

プロフィール
学生時代は物理化学の分野で界面化学を研究。就職では自分が身につけた技術を活かせる化学メーカーを探す中、三井化学と出会った。「研究開発ではいかに安く早く良いものを造るかが大切である」という学生時代からの考え方で意気投合し、入社を決めた。

数々の経験、チャレンジを通じて、
研究開発のスキルを磨いてきた。

入社後約7年間、半導体材料・ディスプレイ材料の研究開発を担当しました。ディスプレイ材料では事業の縮小・整理という苦労もしましたが、その経験を活かして半導体材料では市場の変化に耐えられるよう、用途の拡大を推進。半導体材料向けフィルムという新分野を開拓しました。成膜という私にとって未知の加工技術にチャレンジしなければならず、新しい技術を学びながら製品を創り出すのは大変でしたが、学生時代に学んだ知識を活かすだけでなく、仕事を通じて新しいことを学ぶことの大切さ、楽しさも知りました。

ユーザーの評価を受けながら試作を繰り返し、ついにOKをもらい、量産にこぎ着けたときはうれしかったですね。商品の研究開発から量産まですべてを見るところに開発技術者のやりがいがあります。

職場の理解と協力に支えられ、
13か月の産休・育休から第一線に復帰。

子供ができたのはこうした新規製品の開発を手がけていたときでした。子供を育てるのも人生の重要なイベントですから13か月しっかり休み、順調に職場復帰。

夫も同じ職場に席を置く同僚で、保育園の送迎や家での子供の面倒など、役割分担してくれていますが、月の半分は本社勤務なので、朝早く出て帰りが遅くなります。

苦労するのは子供が急に体調を崩して、保育園に駆けつけなければならないとき。職場は男女問わず育児に理解があるので、チームでフォローしてもらいますが、やはり申し訳ないという気持ちになりますね。いつでもフォローしてもらえるよう、私の仕事の情報は常にオープンにしておくよう心がけています。

子育てを終えた育児の大先輩には、「あまり神経質にならずに、職場では仕事に集中すればいい」とアドバイスをもらい、少し気が楽になりました。

鈴木 写真

子育てしながら新規事業で
チャレンジをスタート。
キャリアの新しいステージへ。

2014年4月から歯科材料の開発を担当になりました。2013年からスタートした新しい事業であり、これまでのB to BではなくB to Cビジネスなので、私にとってすべてが新しいチャレンジ。ただし、開発グループの他の研究者たちが材料系で、半導体材料で培った私の加工技術を必要としているので、大きなやりがいを感じています。

さらに、管理職になって後輩たちを指導していく立場になったので、これもまたチャレンジです。これまでは自分がやることを大きくしていく努力をしていればよかったのが、これからは人を動かしてさらに大きな仕事を回していけるよう自分を変えていかなければなりません。

しかし、これまでもずっとチャレンジを続けながら成長してきましたから、ひるむことなく新しい課題に向かっていこうと思います。

もうひとつ私がめざしているのは、女性研究者としてキャリアモデルになること。子育てしながら仕事を続けている女性技術職は、これまで知財など比較的管理業務に近い仕事に就くケースが多く、研究開発の第一線で活躍している人は少ないのが現状です。会社の制度も整備され、男性の意識も変わり、子育てしながら活躍できる環境が整ってきているので、ぜひこのままチャレンジを続け、研究開発者として成長を続けていきたいと思います。

キャリア

2006年
半導体材料・ディスプレイ材料など加工品の改良と技術サービスを担当。
2009年
同製品の新規開発を手がけるようになる。
2010年10月〜
出産・育児休業。
2011年12月
職場復帰。
2014年4月
現在部署に異動。歯科材料の開発を担当。

1日のスケジュール

7:30 自宅を出る
8:00 保育園に子供を預ける
8:30 出社
実験室で試作品評価、レポート作成など
9:15 始業ミーティング
12:00 昼食 弁当持参
食後、卓球で運動
13:00 打合せ
15:00 実験、できた試作品の問題をチームで検討
17:00 試作品の方針を決めて再実験
事業部へ報告
18:00 退社
18:30 保育園へ子供の迎えに
仕事の都合によって夫と分担