コンビナート副生分解C4留分の有効活用によるプロピレン生産システムの共同開発(研究設備の建設着工について)

2008年2月13日
出光興産株式会社
住友化学株式会社
三井化学株式会社

出光興産株式会社(以下「出光」。本社:東京都千代田区、社長:天坊昭彦)、住友化学株式会社(以下「住友」。本社:東京都中央区、社長:米倉弘昌)および三井化学株式会社(以下「三井」。本社:東京都港区、社長:藤吉建二)の三社は、2006年4月より共同開発しております「コンビナート副生分解C4留分の活用による高効率プロピレン生産システム」の主要研究設備の建設に2月7日着工致しました。

1.背景、考え方

国内の石油精製、石油化学事業は、原油価格高騰のもとで、今後、中東や中国の新鋭超大型石油・石油化学プラントとの激しい国際競争に対応していくために、企業間の連携強化、コンビナート内での更なるインテグレーション等による競争力強化が望まれております。

出光・住友・三井は、千葉地区において、それぞれの工場が石油製品とオレフィン、アロマを原料とする誘導品の一大生産拠点となっており、複数のエチレン分解炉と流動接触分解装置(FCC)が近接立地し、パイプライン網も整備されております。そこで三社は、これらの立地条件も活用し、製油所および石油化学工場から発生する副生C4留分とエチレンを原料として、クリーン燃料ならびにプロピレンを高効率で生産するシステムを開発できれば競争力の強化に繋がるものと判断し、2006年4月より共同で「石油コンビナート高度機能融合技術開発事業(RING(III)事業)」の一環として開発に取り組んでおります。

このたび、主要研究設備の設計が終了し、関係官庁の認可が取得できましたので、建設に着手致しました。

2. 高効率プロピレン生産システムの概要

プロピレン生産能力 年産15万トン目標
研究開発費 約100億円 (負担比率 : 出光 50%、住友 25%、三井 25%)
研究設備の立地 三井化学 市原工場内
研究設備の着工 2008年2月 (起工式 2008年2月7日)
実証試験の開始予定 2009年度第三四半期

このシステムが完成すれば、三社の千葉地区でのプロピレンのエチレンに対する生産比率は一般的なエチレン分解炉の0.6に対し、アジアのコンビナートでもトップクラスの0.9以上となり、より付加価値の高いプロピレン系製品への転換が促進されることを期待しております。

以上

本件に関するお問い合わせ先

出光興産株式会社 広報室 03-3213-3115
住友化学株式会社 コーポレートコミュニケーション部 03-5543-5102
三井化学株式会社 CSR・広報部 03-6253-2100

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