フェノール及びEPTに関する合弁事業に向けた基本合意について

2009年11月2日

三井化学株式会社
中国石油化工股份有限公司

三井化学株式会社(以下、三井化学 本社:東京都港区、社長:田中稔一)及び中国石油化工股份有限公司(以下、Sinopec 本社・中国北京市、総裁:王天普)は、1986年に三井化学がSinopecに対し、ウレタン原料の技術輸出を行って以来、1993年にはウレタン原料・樹脂の製造販売会社を合弁で設立する等関係を深めて参りました。また、2006年4月に両社折半出資のビスフェノールA合弁会社「上海中石化三井化工有限公司(SSMC)」を設立し、同社は本年1月に年産12万トンのプラントを稼動させております。これらの20年以上に及ぶ関係を通じ、両社は信頼関係を深めてまいりました。
本年4月には、両社の信頼関係を更に深めるための覚書を締結し、フェノール及びその誘導品について共同フィージビリティースタディ(FS)を進めるとともに、EPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム※1)等の機能製品についても共同事業化の検討を進めてまいりました。

このたび両社は、フェノール(別ページ)及びEPT(別ページ)について、合弁事業に向けて、基本合意致しましたのでお知らせします。なお、これらによる設備投資額の合計は、600億円規模に達する予定です。

三井化学及びSinopecは、これら以外のアイテムについても検討を進めており、今後とも両社の協力強化に向けて取り組んでまいります。

※1
EPT:耐候、耐オゾン性、耐熱・耐寒性、電機特性、耐化学薬品性に優れており、自動車部品、電線ケーブル、その他工業部品に幅広く使用されています

Sinopec及び三井化学の概要

中国石油化工股份有限公司

  • 主な事業内容:石油・ガス採掘事業、石油精製事業(ガソリン、軽油他燃料、潤滑油、溶剤、WAX、石化原料等)、化学品事業(オレフィン、合成樹脂・ゴム、合成繊維原料、合成繊維、尿素等)、エンジニアリング(石油・ガス採掘、石油精製プラント、化学プラント)
  • 08年売上高:1兆4,521億人民元
  • 株主資本:186億ドル (ニューヨーク、ロンドン、香港株式市場に上場)
  • 従業員数:42万人
  • 所在地(本社):中国北京市朝陽区朝陽門北大街22号

三井化学

  • 主な事業内容:機能材料事業(自動車・産業材、生活・エネルギー材、電子・情報材、ポリウレタン材料、コーティング・機能材)、先端化学品事業(精密化学品、農業化学品)、基礎化学品事業(基礎原料、フェノール、PTA・PET、工業薬品、ポリオレフィン)
  • 08年度売上高:1兆4,876億円
  • 資本金:103,226百万円
  • 従業員数:12,964名(連結)
  • 所在地(本社):日本国東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター

本件に関するお問い合わせ先

三井化学株式会社 広報部長 裾分 啓士電話:03-6253-2100
中国石油化工股份有限公司 弁公庁 王皓電話:86-10-59969720

以上


フェノール及びEPTに関する合弁事業に向けた基本合意について(PDF:110KB)pdfファイルを開く

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