2011年社長年頭挨拶(要旨)

2011年1月5日
三井化学株式会社
社長 田中 稔一

新年明けましておめでとうございます。

昨年は、日本を含む先進国で需要低迷が続いた一方、アジアを中心とした新興国では力強い経済成長が続き、世界的にも緩やかな景気回復基調が続いた一年となりました。当社においても、全社員でコストダウンやマーケティング力強化に努めてきた結果、目標以上の成績で黒字定着化を実現することができました。EUの金融不安、新興国のインフレなど景気の懸念材料は少なくありませんが、本年以降も世界経済は緩やかに持ち直していくと見ております。

一方で、リーマンショック後の世界的価値観の激変により、環境・エネルギーなど新たな産業分野への期待が高まる中、化学産業の果たすべき役割はますます大きくなっています。昨年は、鈴木先生、根岸先生がノーベル化学賞を受賞され、大いに「化学」、「触媒」の社会貢献が注目を集めました。また、本年は「世界化学年」にもあたり、正に化学の出番が来たと考えております。

そのような環境下、当社は昨年11月に事業ポートフォリオの変革と経営のグローバル化に向けた新しい中期経営計画を発表しました。本中計は、今後10年間での当社グループの目指すべき将来像をふまえ、2011年から2013年までの3年間を成長基盤の構築期間と位置づけ策定したものです。2013年の営業利益目標を1000億円としたことに加え、環境軸、社会軸の目標も新たに設定し直し、あらためて3軸経営の徹底を図ります。経済軸の戦略としては、①M&A、戦略的提携、投資の集中化による重点5事業、世界トップ5事業、育成5領域の強化、②水平・垂直の提携、事業再構築による国内勝ち残り戦略の加速、③R&Dテーマの集中化、効率化とビジネスモデル構築による早期の新規事業創出を進めてまいります。

これまでの全社員の努力により、次の飛躍へ向けて戦う基盤が構築され、いよいよ当社グループが「攻めの経営」を大胆に、スピーディーに実行するときが来ました。しかし、何をするにしても基本となるのは「人」です。この中計の成否は、全社員の皆さんが目標、戦略を正確に把握し、各人が自分で考え、自分で行動し、自分で責任を取ることを実行するか否かにかかっています。

今年の干支は「辛卯」ですが、「辛」には新しく芽を出そうとする状態、「卯」には茂る、繁茂するという意味があるそうです。つまり、2011年は、物事が拡大・成長する年にあたり、中計初年度を迎える当社グループにとっては正にぴったりの年となります。全社員の皆さん、気持ちを新たに一致団結し、攻めの姿勢で、筋肉質の優良な企業集団を目指しましょう!

以上

本件に関するお問い合わせ先

三井化学株式会社 IR・広報部TEL:03-6253-2100

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