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三井化学 台湾プラスチックス社との電解液JVの営業運転開始

- 中国の環境自動車向けなどモビリティ事業の強化・拡大に拍車 -

2016.09.14

三井化学株式会社

三井化学株式会社(社長:淡輪 敏)は、台湾プラスチックス社(所在地:台北市、董事長:林 健男。以下、FPC)との折半出資の合弁会社 台塑三井精密化学有限公司(以下、FMAC)がリチウムイオン電池向け電解液の設備建設を進めてまいりましたが、このほど営業運転を開始しましたのでお知らせ致します。
リチウムイオン電池はノートブックパソコン、スマートフォン、タブレット端末の普及に伴い、市場が拡大してきましたが、今後は環境への負荷が小さいハイブリッド車や電気自動車の普及が見込まれており、中国を中心に今後とも大きな市場拡大が期待されています。
当社はFPCとともに、需要拡大が見込まれる中国市場のニーズに対応するべく、長年培った電解液に関する技術と知見を活かした高品質な電解液の生産・供給体制を確立に取り組んできました。
また、当社は中期経営計画において、モビリティ分野を成長を牽引するターゲット領域の一つとして位置づけており、リチウムイオン電池向け電解液はモビリティ分野の中で積極的に開発を進めている事業の一つです。当社は、FMACでの営業運転開始を機に、モビリティを中心とした電解液事業の拡大を一層強化していきます。

<FMACの概要>

1.社名 台塑三井精密化学有限公司
Formosa Mitsui Advanced Chemicals Co., Ltd.
2.設立時期 2013年8月
3.資本金 8.2百万USドル
4.出資比率 三井化学 50%、台湾プラスチックス 50%
5.所在地 本社、工場:中国FPC寧波コンビナート内
6.事業内容 中国における電解液の製造・販売・研究
7.生産能力 1,500トン/年(需要に応じて順次増強予定)

<台湾プラスチックス社の会社概要>

1.社名 台湾塑膠工業股份有限公司
FORMOSA PLASTICS CORPORATION
2.設立時期 1954年11月
3.資本金 19.3億USドル
4.所在地 201 Tung Hwa N. Road Taipei, Taiwan
5.事業内容 石油化学製品、および化学品の製造、販売
6.従業員数 6,024人(2015年)

以上