ルーブリゾール社と三井化学のルーカント® 独占販売契約の締結について

2014年11月25日
The Lubrizol Corporation
三井化学株式会社

三井化学株式会社(東京都港区、社長:淡輪敏、以下、三井化学)は、The Lubrizol Corporation(米国オハイオ州、社長:James L. Hambrick、以下、ルーブリゾール)に対し、三井化学が製造・販売している炭化水素系合成油「ルーカント®」の潤滑油産業向けの販売に関する世界全地域での独占販売権を供与することを決定し、本年9月1日に契約を締結致しました。今後は、ルーブリゾールが販売とマーケティング機能を、三井化学が生産と開発の機能を担い、両社各々の強みを最大化し、共同で潤滑油産業のお客様に優れたソリューションを提供して参ります。

ルーカント® は、三井化学が世界で初めて商品化した極性基を含まない炭化水素系合成油です。粘度の温度依存性が小さい、剪断安定性・熱化学的安定性に優れている、流動点が低い、引火点および燃焼点が高いなどの特長を持つ潤滑材料です。ルーカント®は潤滑油の粘度調整剤として、また、トランスミッションやデファレンシャルギアなどの自動車用ドライブラインのギヤ油、工業用潤滑油並びにグリース向けに幅広く採用されています。

ルーブリゾールは、ルーカント® の潤滑油産業向け独占販売権を得ることで、ハイパフォーマンス製品のラインアップが劇的に拡大するとともに、潤滑油産業のお客様に対してより包括的な処方提案が可能となります。ルーブリゾールのViscosity Modifiers事業担当のKaren Allenグローバルビジネスマネージャーは「三井化学は長年のポリマーに関する専門的知見とともに卓越した生産技術の歴史を有しており、今回の販売契約に至ったことを非常に嬉しく思います。ルーカント® を販売ラインアップに加えることにより、当社の製品品揃えと販売力をさらに拡大させることができるとともに、お客様へ価値とパフォーマンスを提供する際に、新たに強力な処方設計力をもたらすことができます。」とコメントしています。

一方、三井化学は、ルーブリゾールの処方提案力と潤滑油評価技術を活用することにより、ルーカント® の潤滑油産業全体への訴求力と個々のお客様の潤滑油処方への適用可能性をさらに高めることで、研究開発と事業拡大の加速が可能になります。三井化学機能樹脂事業本部エラストマー事業部の佐藤事業部長は「ルーブリゾールがルーカント® の独占的販売店になることで、両社各々の強みである専門的知見と能力とを組み合わせた新製品開発が可能となります。また、市場に対するソリューションをより早く提供できるようになることで、お客様のビジネス拡大をより一層サポートすることができると信じています。」とコメントしています。

両社はルーカント® の既存のお客様への販売にあたり、継ぎ目のない移行に最大限努め、2014年度第4四半期中(1~3月)には販売権をルーブリゾールに移管する予定です。

なお、潤滑油産業向け以外の用途(合成樹脂の改質剤等)のルーカント® については、引き続き三井化学が販売を継続し、更なる用途展開と、より一層の販売拡大に注力してまいります。

ルーブリゾール社について

ルーブリゾールは、バークシャーハザウェイ社の傘下で、テクノロジー主導のグローバル企業であり、複雑かつ特殊な化学品の結合により、お客様の製品の品質と機能、価値を最適化するとともに環境への負荷低減にも貢献しています。ルーブリゾールは技術を創出し、世界の輸送、産業、消費者市場のお客様に提供しています。これらの技術は、エンジンオイルやドライブラインそして他の輸送に関わる油や産業用の潤滑油に使用されるとともに、ガソリンやディーゼル油の添加剤にも含まれます。さらに、ホームケアやパーソナルケア製品や医療品、スペシャリティー製品向けの原料や添加剤も生産しており、そこには特殊樹脂や添加剤の形状でのプラスティック技術と機能コーティング剤を含みます。本社はオハイオ州ウィックリフにあり、17か国にある生産拠点とともに、世界中の販売、技術拠点を有しています。1928年に設立され、世界で約7500名の社員がいます。2013年の売上高は64億ドルです。

以上

本件に関するお問合せ先

The Lubrizol CorporationTEL: +1-440-943-4200
三井化学株式会社 IR・広報部TEL: 03-6253-2100

ルーブリゾール社と三井化学のルーカント® 独占販売契約の締結について (PDF : 232.9KB)pdfファイルを開く

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