三井化学 第4回 触媒科学国際シンポジウム(MICS2009)開催レポート

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講演内容

招待講演

柴崎 正勝 教授 (東京大学)

多点制御型不斉触媒の最近の進展
柴崎 正勝

柴崎教授は、不斉触媒分野における世界的権威である。柴崎教授の開発した不斉触媒系の中心的概念である『多点認識概念』とは、従来型の単一金属中心による錯体触媒とは根本的に異なり、単一触媒中に複数の相互作用点を組み込み、それぞれが協働的に作用して基質の活性化や空間的配置を定めることにより不斉触媒機能を発現させる概念である。

柴崎教授は、本手法により、これまで困難とされてきた種々の不斉反応を進行させることに成功した。また、医薬品関連物質の不斉合成にも成功している。

本講演では、シッフベース型錯体、ビナフトール型錯体、及びアミノ酸誘導体を配位子として用いた新規な触媒不斉合成について触れるとともに、それらの方法論を用いた、医薬品であるラニレスタット及びタミフルの革新的合成プロセスの開発について紹介した。


座長; 野崎 京子 教授
(東京大学)

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