三井化学 第5回 触媒科学国際シンポジウム(MICS2011)開催レポート

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ご挨拶

三井化学 第5回 触媒科学国際シンポジウム(MICS2011)
組織委員長 ご挨拶

田中稔一

このたび、三井化学 第5回 触媒科学国際シンポジウム(MICS2011)を開催できましたことを大変光栄に思います。MICS2011組織委員会を代表いたしまして深くお礼申し上げます。

三井化学 触媒科学国際シンポジウム(MICS)は、地球環境との調和の中で、材料・物質の革新と創出を通して、広く社会に貢献することを目指し、これを具現化する基盤技術である触媒科学の発展を支えることを目的として、2003年より開催されております。第5回となる今回は「持続可能な社会を実現する触媒科学」をテーマとして討論いたしました。

2008年の世界同時恐慌以降、世の中が大きく変貌し、景気後退、地球温暖化、環境汚染、エネルギー、水・食糧問題などが世界的な課題としてクローズアップされてまいりました。これら人類にとって極めて重要な課題の解決に大きく貢献できるのは化学や化学産業であり、まさしく化学の時代が到来したといえます。なかでも優れた触媒の開発は、省エネルギー、省資源の実現に繋がるのみならず、環境に優しい機能材料の創出を可能とします。このように触媒科学の果たす役割に大きな期待が寄せられています。

2011年はキュリー夫人のノーベル化学賞受賞から100年目となる節目の年に当たり、化学の果たした役割や人類に対する貢献を祝う世界化学年に設定されました。化学に対する社会の理解増進、若い世代の化学への興味の喚起、持続可能な未来への化学の貢献の呼びかけなどを目的として、世界中で多くの行事が計画されております。本シンポジウムにおきましてもこの趣旨に賛同し、「世界化学年」の旗下、開催いたしました。

今回、世界的に著名な14名の研究者をお迎えすることができました。Lee教授(台湾中央研究院)、Walker教授(医学研究協議会)、鈴木名誉教授(北海道大学)、根岸教授(パデュー大学)の4名のノーベル化学賞受賞者には基調講演、特別講演をしていただきました。招待講演として、Bercaw教授、澤本教授、中村教授、堂免教授、Hawker教授、伊丹教授、槇尾博士の7名にご講演いただきました。また、「三井化学 触媒科学賞」の授賞式を併せて行い、3名の受賞者MacMillan教授、山口准教授、依光准教授に記念講演をしていただきました。

開催にあたり、6学会、5自治体など各方面からご支援をいただきました。御礼申し上げます。
三井化学 触媒科学国際シンポジウムが、ご講演者ならびにご参加いただくすべての方々にとりまして、有意義な場となることを祈念しております。

MICS2011組織委員長
三井化学(株)代表取締役社長
田中稔一

閉会挨拶

世界中の研究者の交流と新たな知の創造の場を目指して

藤田 照典

このたびは、皆さまのおかげをもちまして、第5回 触媒科学国際シンポジウム(MICS2011)を成功裏に終えることができました。厚くお礼申し上げます。

本シンポジウムを開催するにあたり、Lee教授、Walker教授、鈴木名誉教授、根岸教授を始め、世界のトップ研究者の方々にご講演をお願いしました。幸い、全ての先生方がシンポジウムの趣旨に賛同され、ご出席いただくことができました。心より感謝申し上げます。

第5回目となる今回のシンポジウムでは「持続可能な社会を実現する触媒科学」をテーマに14件のご講演をいただきました。本シンポジウムを通じて、触媒科学が持続可能な社会を実現するために重要な役割を果たし、また今後もその役割を果たし続けることを確信いたしました。

MICS2011には国内外の産・官・学の各種機関から延べ1600名という多数の方にご参加いただくことができました。シンポジウムを通しての活発な議論から、この触媒科学国際シンポジウムが、世界中の研究者の交流と新たな知の創造の場になる、という目的を果たしつつあると感じました。

特筆すべきことは、中学生、高校生40名を含め300名を超える学生の皆さんがシンポジウムに参加し、世界的に著名な先生方の講演を聴き、また交流することができたことです。世界の将来を担う若い方々が触媒科学への興味を増してくれたことを嬉しく思います。

最後に改めまして、ご参加頂きました皆さまにお礼申し上げると共に、次回のシンポジウムでまたお目にかかれることを楽しみにしております。

三井化学(株) 取締役研究本部長
藤田 照典

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