三井化学 第5回 触媒科学国際シンポジウム(MICS2011)開催レポート

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三井化学 触媒科学賞

2011年受賞者

化学および化学産業の持続的発展に寄与する目的で、特に触媒科学の分野で優れた研究業績をあげた研究者を表彰する「三井化学 触媒科学賞」。

2011年は触媒科学賞に1名、触媒科学奨励賞に2名の方が選ばれました。

今回のシンポジウムではその授賞式が行われ、併せて触媒科学賞の受賞者から記念講演をいただきました。

三井化学 触媒科学賞

David W. C. MacMillanDavid W. C. MacMillan
プリンストン大学 教授


業績:
「有機触媒の新しい展開」

David W. C. MacMillan 博士は、有機触媒、特にキラルな触媒について顕著な業績をあげている。有機触媒の開発を先導し、環境にやさしい非金属触媒を実用的なレベルで実現するとともに、その後もこの分野で中心的な役割を果たしてきている点が評価できる。

三井化学 触媒科学奨励賞

山口 和也山口 和也
東京大学 准教授


業績:
「金属水酸化物の特性に基づく高活性不均一触媒の開発」

依光 英樹依光 英樹
京都大学 准教授


業績:
「不飽和アルコールと有機ハロゲン化物のパラジウムによる触媒反応の開発」

山口和也 博士は、不均一系触媒の分野に新しい分子設計的な概念を導入し、独自の視点から創出した金属水酸化物触媒 (Ru(OH)x / AI2O3 等)が、効率的な有機合成反応に適用できることを明らかにした。着眼点がよく、よく知られた材料のなかに新たな価値を見出した。今後幅広く使われることが期待される。

依光英樹 博士は、活性な有機金属化合物を使って実現されてきたパラジウム触媒によるクロスカップリング反応を、ホモアリルアルコールの巧みな分子設計により、中性分子を用いて高効率に実現した。この合成手法は環境負荷の少ない精密触媒科学の新天地を切り開くものと評価される。

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