Mitsui Chemicals

基盤素材事業本部

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国内拠点の水際競争力と付加価値分野でのアジア市場の獲得を通じて、
安定的な収益を確保し、基盤事業として全社を支える体制構築を目指していきます。

事業ビジョン

基盤素材事業の使命

基盤素材事業は、自動車、住宅、家電、インフラ、食品包装を始め、様々な分野に素材提供をおこなっています。特徴のある技術と付加価値製品群の拡大、さらなるコスト競争力強化により、アジアで存在感を示し、安定した収益を確保していきます。
当社の基盤素材事業は、ここ数年間で生産能力の大幅な削減を含む大規模な事業再構築を進めてきました。

事業ビジョン

事業再構築の着実な実行により、収益構造は大幅に改善しています。
一方、基礎原料エチレンについては、エボリュー®に代表される高付加価値系ポリマーの拡販を通じた稼働の安定、採算性向上を進めています。
石化製品を取り巻く市場環境は不透明ではあるものの、徹底した合理化を推進し、誘導品の高付加価値化、地産地消化に伴う高稼働率維持により、市況・需給等の外部環境要因の変動を受け難い、安定した収益基盤を築き上げていきます。

環境分析・戦略課題

機会・リスク

Chance / Risk

  • 米シェール、中国石炭化学由来製品流入
  • 大型市況製品のアジア市況の変動
  • 円高による輸入品の攻勢、輸出交易条件悪化
  • 原油価格高騰
  • 国内需要縮小、中国経済の伸長鈍化
  • 高機能包装へのシフト
  • 環境対応ニーズの拡大

強み

Strength

  • 国内東西2拠点のナフサクラッカーの生産体制
  • メタロセンを始めとするポリオレフィン触媒技術
  • 三井化学SKCポリウレタン(株)設立によるコスト競争力の強化、システム事業のグローバル拠点網の拡充
  • 特徴ある差別化製品の拡充

チャレンジ

Challenge

  • ポリオレフィン触媒技術を活用した付加価値分野の拡大
  • 三井化学SKCポリウレタン(株)とのシナジーによる新規システムハウスのグローバル展開加速
  • 事業再構築による安定収益体質の確立

戦略製品ラインナップ

主要製品

石化製品

エチレン、プロピレン、高密度ポリエチレン、メタロセン直鎖状低密度ポリエチレン(エボリュー®)、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、オレフィン重合触媒

基礎化学品

フェノール、ビスフェノールA、アセトン、イソプロピルアルコール、メチルイソブチルケトン、高純度テレフタル酸、PET樹脂、エチレンオキサイド、エチレングリコール、ハイドロキノン、メタ/パラクレゾール、アンモニア、尿素、メラミン、半導体用ガス

ポリウレタン原料

TDI(コスモネート®)、MDI(コスモネート®)、PPG(アクトコール®、エコニコール®

事業部と取扱製品

フェノール事業部
取り扱い製品
  • フェノール
  • アセトン
  • α-メチルスチレン
  • MSD-100(α-メチルスチレンダイマー)
  • クルードアセトフェノン
  • MIBK(メチルイソブチルケトン)
  • DIBK(ジイソブチルケトン)
  • MIBC(メチルイソブチルカルビノール)
  • ヘキシレングリコール(HG)
  • イソプロピルアルコール(IPA)
  • クメン
  • ビスフェノールA
  • エポミック®(汎用エポキシ樹脂)
PTA・PET事業部
取り扱い製品
  • 高純度テレフタル酸
  • 三井PET
工業薬品事業部
取り扱い製品
  • エチレンオキサイド
  • エチレングリコール
  • エタノールアミン
  • アルコールエトキシレート
  • 苛性ソーダ(48%,25%)
  • 亜硫酸ソーダ
  • 塩酸(水溶液)
  • アクリロニトリル
  • ホルマリン
  • メタアクリル酸メチル(MMA)
  • メチル化ホルマリン
  • 尿素
  • メラミン
  • アンモニア
  • アイスメルター
  • イソブタン
  • ボンベアンモニア
  • AdBlue®
  • ハイドロキノン
  • メタ/パラクレゾール
  • 三フッ化窒素
  • モノシラン
  • ジシラン
  • 四フッ化珪素
  • 窒化ホウ素微粉末
石化原料事業部
取り扱い製品
  • エチレン
  • プロピレン
  • ブタジエン
  • B-B留分
  • C5留分
  • ブテン-1
(株)プライムポリマー
取り扱い製品
  • ハイゼックス®(高密度ポリエチレン(HDPE))
  • ネオゼックス®(直鎖状中密度ポリエチレン(溶液法C4-LLDPE))
  • エボリュー®(メタロセン直鎖状低密度ポリエチレン(気相法C6-LLDPE))
  • ウルトゼックス®(直鎖状低密度ポリエチレン(溶液法C6-LLDPE))
  • プライムポリプロ®(ポリプロピレン(PP))
  • プライムTPO®(ポリオレフィン系軟質樹脂)
  • モストロン®ーL(長繊維ガラス強化ポリプロピレン)
  • ポリファイン(高機能摺動性ポリプロピレン)
Mitsui Chemicals & SKC Polyurethanes
取り扱い製品

2017年度の概況

石化・基礎化学品を中心として、これまで事業再構築を進めてきたことに加えて、堅調な国内需要の影響もあり、ナフサクラッカーをはじめプラントは高水準の稼働を継続しました。
ポリエチレンおよびポリプロピレンは、国内需要を背景に販売が堅調に推移しました。フェノールは、前期を上回る水準で海外市況は推移し、事業構造改善の効果も現れています。このように、差別化製品の拡充やコストダウン等、さらなる競争力の確保に努めました。

営業利益増減

営業利益増減

389億円(前年比+4億円)
数量差  △2億円

  • 販売堅調

交易条件  +19億円

  • 市況改善等

固定費他  △13億円

  • 定期修繕による規模差等

売上高事業別比率

売上高事業別比率

売上高地域別比率

売上高地域別比率

売上高・営業利益推移(億円)

売上高・営業利益推移(億円)

2025年度の目標

営業利益300億円

シェールガスや中国石炭化学をベースとした、ポリエチレン等の新増設計画は、2018年央以降アジアにも影響がおよぶことが想定されますが、国内拠点の水際競争力強化、高付加価値製品へのシフトにより、アジア市場で存在感のある基盤素材事業を目指します。

成長戦略
  • 高収益の差別化製品や誘導品の拡大に取り組み、さらなる収益拡大を目指します。
  • 大型市況製品の最適生産体制および地産地消体制の確立によりさらなる競争力の強化を図ります。
投資戦略
  • さらなる競争力強化のための、設備投資を積極的に行います。
2018年度計画

石化製品は、堅調な国内需要を背景に、引き続きナフサクラッカ―および誘導品群の高稼働を見込んでいます。海外拠点においては、2016年度に営業運転を開始したシンガポールのエボリュー®も販売が堅調に推移し、今後も稼働率は上昇する見込みです。
基礎化学品およびポリウレタン材料は、最適生産体制の確立により、市況の変動を受け難い体質に変化してきており、安定した収益を計上できる見込みです。

TOPICS - 工場の不断の努力

当社は、北米シェール由来石化製品の輸入懸念など石化を取り巻く環境に対応すべく、機会と強みを生かした戦略とサプライチェーンの見直し等による収益強化策を立案・実行し、ナフサクラッカーの収益基盤の強化を図りました。また、工場の不断の努力により安定稼働・コストダウン・技術革新を達成しました。

1. ナフサクラッカーフル稼働へ

全国平均を上回る稼働率で安定収益に大きく貢献しています。

稼働率

2. 抜本的コストダウン、CO2削減

懸命な合理化努力により大幅なコストダウンを実現

3. 革新的省エネ技術

世界最先端の省エネ技術を保有
IPEEC第1回国際トップテン事業「省エネ優秀事例」受賞
「エチレンプラントとLNG冷熱の融合による大規模省エネプロセス」

IPEEC: 国際省エネ協力パートナーシップ

基盤素材領域の領域のBlue Value®、Rose Value 製品の紹介

Blue Value 環境貢献価値
詳しくはこちら
Rose Value QOL向上貢献価値
詳しくはこちら
Blue Value

排ガス低減剤

アドブルー®

  • CO2を減らす
  • 自然と共生する

NOx排出量を削減。
省燃費にも貢献。

アドブルー®はドイツ自動車工業会の登録商標です。

Blue Value

シート用材料

エコニコール®

  • CO2を減らす
  • 資源を守る

バイオ原料の使用で化石資源使用量を低減。