モビリティ事業本部

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世界の自動車生産台数は年3%の成長が見込まれており、軽量化や安全性に加えて、意匠性や快適性などの
新たなニーズが高まっています。
当社グループは、幅広い材料ラインナップ、高い技術力と品質を活かして、多様化するニーズにいち早くソリューションを提供していきます。

事業ビジョン

社会課題・ニーズ

世界的に地球温暖化への懸念、環境保護への意識が強まる中、各国のCO2排出規制強化を受け、自動車への燃費向上ニーズは年々高まりを見せています。また、自動運転化、カーシェアリングといったモビリティを取り巻く環境変化は、電装化、快適性の向上といった多様化した新たなニーズを生み出しています。

事業ビジョン

当社では自動車を中心としたあらゆる種類の人、モノの移動手段を「モビリティ」と定義しています。そのモビリティ領域において、多様化するニーズに対応したソリューションの提供と個々の事業の競争力強化を通じて、グローバル市場で持続的な成長を実現していきます。

強み

Strength

  • 幅広い材料ラインナップ
  • 高い技術力と品質
  • 顧客基盤
  • 技術サービス
  • 製品・技術を活かした提案力

機会・リスク

Chance / Risk

  • 軽量化ニーズの拡大
  • 安全性・快適性ニーズの拡大
  • 市場成長の地域差

チャレンジ

Challenge

  • 軽量化トレンドを事業機会拡大につなげる
  • 自動車とICTの融合を事業機会につなげる
  • 成長地域での事業拡大

戦略製品ラインナップ

自動車に使われる樹脂の重量は総重量の約10%の100kg程度。3万点の部品の70%に相当します。当社グループの得意とする高機能樹脂やコンパウンド製品で、様々な社会のニーズに応えていきます。

世界をリードする製品

世界No.2 アジアNo.1

1バンパー材

PPコンパウンド

プライムポリプロ®
タフマー®
軽量化耐衝撃性意匠性

世界No.3 アジアNo.2

2内装表皮材

オレフィン系
熱可塑性エラストマー

ミラストマー®
リサイクル可能低密度軽量化意匠性

アジアNo.1

3ドアシール材

エチレンプロピレンゴム

三井EPT™
加工しやすい耐候性耐熱性

世界No.1

4燃料タンク材

接着性ポリオレフィン

アドマー®
多層成形可能樹脂製軽量化

業界最大手Lubrizol社との提携

5ギア油添加剤

液状ポリオレフィンオリゴマー

ルーカント®
燃費向上長寿命化

新たな製品展開

6車載カメラ
レンズ材

アペル®
軽量化小型化安全・安心

スマートフォン向け材料からの用途展開。
2016年より量産化開始

7リチウムイオン
電池安全材料

STOBA®
安全・安心耐久性

台湾工業技術研究院から独占ライセンス取得。性能向上を図り、車載用途を開拓中。

8金属樹脂
一体成形部材

ポリメタック®
軽量化製造工程削減

2020年の実用化を目指す射出一体成形により、ねじ止めや溶接工程不要。アルミ+PP樹脂で、金属部品と同強度で1/2の軽量化を実現。

9エンジン周辺
部品

アーレン®
耐熱性燃費向上

ウォータージャケット部に挿入して使用。
2014年度採用開始

10外装材料

ガラス繊維強化材料
炭素繊維強化材料 等
軽量化燃費向上

バックドア、ボンネット内側パネル等。
2014年度採用開始

事業部と取扱製品

Mitsui Elastomers Singapore (MELS)

ソリューション事業管理室

株式会社アーク

新製品開発に関するトータルサービス

  • 商品企画・デザイン
  • 工業用製品の設計、解析エンジニアリング、試作
  • 金型の設計・製造及び小ロット成形品の生産・販売

中長期的な成長に向けて

2025年に向けての拡大計画

成長機会を事業機会として捉えるためには、多くの製品で次期設備増強が不可欠となっています。各製品の事業計画に基づき、設備増強を着実に進めます。また、既存事業の拡大・強化を図るとともに、全社モビリティ戦略の組織横断的な取り組みを推進し、顧客へのソリューション提供力を強化します。

エラストマー

グローバルで需要が拡大するタフマー®、ルーカント®の設備増強に関する検討を進めています。また、EPTを筆頭に、新規差別化製品の市場投入による高付加価値事業の拡大を着実に進め、量的かつ質的な拡大を図っていきます。

機能性コンパウンド

グローバルで中長期にわたり高成長が見込まれるアドマー®、ミラストマー®の需要拡大に的確に対応するため、設備増強を遅滞なく実施します。また、中国や日本国内で実施した能力増強等の一連の投資を確実に収益に結びつけ、更なる事業の飛躍を目指します。

海外PPコンパウンド

需要増加が見込まれる北米、メキシコ、インドにおいて2017年度中に生産能力増強を果たし、本投資効果を確実に収益につなげます。また、欧州における自社生産拠点の検討を推進し、グローバル事業体制を更に強化します。

機能性ポリマー

光学レンズ用途で高い市場地位を誇るアペル®は、高い光学特性と耐熱性を有し、現在はガラス製が主流の車載向けカメラレンズ市場においての樹脂化を進めています。また、ICT市場の成長機会を的確にとらえ、各製品の生産体制強化を着実に実行します。

新製品とトータルソリューションの提供

今後も高成長が見込まれるLIB向け電解液は、2016年度に中国合弁会社および名古屋工場にてプラントを完工しました。また、金属樹脂一体化技術ポリメタック®、LIB熱暴走抑止材料STOBA®等の早期事業化を目指し、幅広い材料ラインアップで顧客ニーズに応えてまいります。
また、買収した共和工業の優れた金型技術を軸に、自動車部材向けの樹脂素材やそれを構造材にする成形技術を紹介する試作拠点「モビリティデベロップメントセンター」を新設しました。樹脂のコンパウンドや複合部材等の様々な素材と成形技術を組み合わせ、顧客ニーズにより近いものを実際のカタチとして提案するトータルソリューションを実現してまいります。

ビジネスモデル
ビジネスモデル
当社グループが有する様々な素材、部材と金型技術を活かし、顧客のニーズにより近いものを、実際のカタチで提案するソリューション提供力で、顧客価値、消費者価値を実現していきます。

TOPICS - 世界No.1を目指す~PPコンパウンド事業のさらなる拡大

当社グループの自動車材PPコンパウンド事業は、世界シェア2位、アジア1位を誇っています。また、米国自動車メーカー向けにも高い評価と実績を築き、北米内でも既に約3割のシェアを有しています。
PPコンパウンドは、PPだけでは実現できない性能を付与するために、他の樹脂や添加剤などを混練・複合化した材料です。当社グループは、得意とする材料設計技術や独自樹脂の配合等により、様々な顧客ニーズに応える高品質な製品を提供し高い評価を得てきました。
世界で8つの生産拠点と5つの研究拠点を有し、自動車メーカーのグローバル戦略にスピーディに対応できる体制を構築しています。今後も、需要拡大や新たなシェアの獲得にあわせて逐次生産能力の増強を進め、成長市場を確実にとらえてさらなる事業強化を図ります。

PPコンパウンド生産能力の推移
タフマー®
PPコンパウンド
General Motors Company 2016 Supplier of the Year受賞

米国子会社のAdvanced Composites, Inc.(ACP社)が、米国自動車会社General Motors Company(GM社)より2016 Supplier of the Yearを受賞しました。2012年、2013年、2015年に続き、2年連続4回目の受賞となります。
受賞に際し、GM社のChristopher Naegeli氏(Executive Director Global Thermal Systems、Raw Materials Purchasing)から、「今回の受賞は約2万社のサプライヤーから118社が選ばれており、いわば“Best of best suppliers”である。ACP社は北米でのみならず、アジアや欧州でも貢献してくれており、更に良い関係を作れることを期待している」とのコメントを頂きました。

General Motors Company 2016 Supplier of the Year受賞

TOPICS - 社会課題解決への貢献

燃費向上 部材のマルチマテリアル化による軽量化に貢献

各国環境規制の強化、安全性・快適性の向上等、顧客ニーズが高度化する中で、単一素材提案型のビジネスモデルには限界が出てきました。従来の素材の提案から、新しい機能の提案によるソリューション提供への転換を図る必要があります。当社の既存の製品ラインナップや技術力を活かし、「異種素材の掛け合わせ」によって最適部材を生み出す「マルチマテリアル化」が必要不可欠となっています。
当社は、ガラス繊維強化材料や金属樹脂一体成形部材等のマルチマテリアルプラットフォームの活用や、2017年4月に新設した「モビリティデベロップメントセンター」での素材と成形技術を組み合わせたソリューション提供により、顧客価値実現を新たなビジネスモデルとして推進していきます。

金型製作・メンテナンス、試作・トライ、各種展示
ソリューション提案力を強化
安全性向上 ICT化による自動運転技術の向上に貢献

新たな安全性向上のニーズとして「自動運転アシスト技術」を搭載した次世代自動車の普及に伴い、View CameraやSensing Cameraの性能の大幅な向上が求められています。車載向けレンズは、現在はガラス製が主流ですが、レンズ設計の自由さや量産化、コストメリット等より、プラスチックレンズへの置き換えが進むことが見込まれています。
当社は、スマートフォン等のモバイルカメラの撮像レンズの凸レンズ向けに採用実績を誇るアペル®を、車載用途向けに開発を加速しています。アペル®は、透明で高屈折・低複屈折が特長の光学樹脂ですが、車載向けには長期信頼性が必要不可欠です。熱や湿度などの耐熱性や耐環境性といった性能も確保し、アペル®を車載向けのプラスチックレンズ材料として磨きをかけ、センサーの性能向上、そして自動運転アシスト技術の向上に貢献してまいります。

Mobility領域のBlue Value®、Rose ValueTM 製品の紹介

Blue Value 環境貢献価値
詳しくはこちら
Rose Value QOL向上貢献価値
詳しくはこちら
Blue Value

『CO2を減らす』と『資源を守る』

塗装レスPPコンパウンドにより13.3%の温室効果ガスを削減

自動車バンパー/インパネ材料 
PPコンパウンド

Blue Value

『CO2を減らす』

金属製燃料タンクの樹脂化により、10~30%の軽量化が可能

接着性樹脂 アドマー®