TPX®(ポリメチルペンテン)

ポリメチルペンテン

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高付加価値製品を創出する機能樹脂

主な用途

電気・電子部品、食品包材、食器、化粧品容器、産業材各種、実験器具

用途分類
特性分類

耐熱性 耐薬品性 離型性 ガス透過性 耐蒸気性 低誘電特性 剥離性 食品衛生性

  • 基本情報
  • 特性詳細
  • 用途詳細

概要

透明で熱に強く、熱可塑性樹脂の中では最も軽いTPXは、その安全性により食品ラップから産業資材まで広範囲に使用されています。

TPXは結晶性ポリマーでありながら高い透明性を持ち、光線透過率はアクリルと同等、またはそれ以上という優れた性能です。また、融点が220°C~240°Cと耐熱性にも優れ、剥離性、ガス透過性、耐薬品性と実に多くの特長を持っています。

特性

耐熱性

ポリオレフィンで最も高い融点235°Cであるため高温での使用が可能です。ただし、熱変型温度がポリプロピレンとほぼ同等のため荷重のかかる用途にご検討の際はご注意ください。

離型性

TPXの表面張力(24dyne/cm)は、フッ素樹脂に次いで小さく、剥離性に優れます。この特性を生かし、他素材(ウレタン・エポキシ)からの工程剥離紙、プリント基板用離型フィルム、及びLEDモールド等の分野で使用されています 。

軽量性

熱可塑性樹脂の中で最も密度が低く、成形品の軽量化が可能です。

透明性

可視光線の透過率が最大94%と優れた透明性を持っています。特に紫外線透過率がガラス及び他の透明樹脂に比べ優れているため、光学分析用のセルにも使用されています。

低屈折率

TPXの屈折率は1.463nD20であり、フッ素樹脂に次いで低いため、低屈折材料として使用できます。

ガス透過性

TPXは、樹脂自身がガスを透過する特性を備えています。この特性を生かし、青果物包装材料やガス分離膜等の分野で活躍しています。

耐薬品性

ポリプロピレンと同様ポリオレフィンであるため、他透明樹脂のポリカーボネートやアクリルと比較し、優れた耐薬品性を示します。各種実験器具や化粧品キャップ等に使用されています。

耐スチーム性

ポリオレフィンであるため、水分の吸収がなく、経時による加水分解での物性低下、または寸法変化が起こりません。沸水においても同様です。この特徴は、アニマルケージやアイロン水タンク等に生かされています。

低密度

熱可塑性樹脂の中で最も密度が低く、他透明樹脂と比べ比容積が大きいため、成形品の軽量化が可能になります。この軽さに着目し、ルアー等レジャー製品から最先端までの広い分野で製品化が進められています。

低誘電特性

Ε=2.1、tanδ=0.0008(@12GHz)という特性から、高周波用部材にも使用できます。

食品衛生性

各種国内規格試験(厚生省20号やポジティブリスト)や、米国のFDA規格、EC Directiveに適合する銘柄を揃えており、特に電子レンジ食器分野では長年の実績を誇ります。

用途

離型フィルム、合皮離型紙、ゴムホース製造用工程部材、樹脂モールド、改質材、電気・電子部品 、食品包装材、食器、化粧品容器、実験器具

特性

三井化学の触媒・重合技術により誕生したTPX

TPXは、プロピレンの2量化によって得られる4-メチルペンテン-1を重合した高立体規則性の高融点ポリオレフィンです。

プロピレン触媒 2量化
プロピレン
4-メチルペンテン-1触媒 重合
4-メチルペンテン-1
TPX
TPX
TPXは最も高い融点を示すポリオレフィン
TPXは最も高い融点を示すポリオレフィン
引張降伏強度と温度の関係
引張降伏強度と温度の関係
TPXの表面張力
TPXの表面張力
光線透過率
光線透過率
エポキシ樹脂からの離型力
エポキシ樹脂からの離型力
耐薬品性
耐薬品性
物性表

物性表

物性表

用途

LEDモールド  RT18
LEDモールド  RT18
ゴムホースマンドレル&シースMX002  MX004
ゴムホースマンドレル&シース
MX002  MX004
合成皮革用離型紙  DX820  DX231  DX310
合成皮革用離型紙
DX820  DX231  DX310
合成皮革用離型紙  DX820  DX231  DX310
合成皮革用離型紙
DX820  DX231  DX310
離型フィルムTPXフィルム“オピュラン®”として販売
離型フィルム
TPXフィルム“オピュラン®”として販売

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製品に関するお問い合わせ

機能性ポリマー事業部
TEL03-6253-3483
FAX03-6253-4221