Mitsui Chemicals

ヨートル®DP-CD (開発品)

抗菌・防カビ剤

主な用途

抗菌・防カビ剤

用途分類
  • 基本情報
  • 特性詳細
  • 用途例

概要

ヨートル®DP95をシクロデキストリンで包接した新規抗菌・防カビ剤

特徴
  • 水溶液であり、水と均一に混和できる
  • 高い防カビ性能を有する
  • 抗菌性能を併せ持つ
  • 熱や光に対して安定

特性

毒性試験結果

ヨートル®DP-CDは、ジヨードメチル-p-トリルスルホンのメチル-β-シクロデキストリンによる包接体を活性成分として配合している。

試験項目 ジヨードメチル-p-トリルスルホン メチル-β-シクロデキストリン
急性毒性(経口) LD50 ラット : > 5,000mg/kg LD50 ラット : > 8,000mg/kg
急性毒性(吸入) LC50 ラット : 0.77mg/L
曝露時間 : 4h
試験環境 : 粉塵およびミスト
LC50 ラット : > 2.95mg/L
曝露時間 : 4h
皮膚腐食性及び皮膚刺激性 僅かな刺激(ウサギ) 刺激しない(ウサギ)
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 重度(ウサギ) 刺激しない(ウサギ)
皮膚感作性 皮膚を過敏化させない 感作性なし(モルモット)
生殖細胞変異原性 OECD 474 陰性 OECD 471 陰性
OECD 473 陰性
OECD 482 陰性
OECD 475 陰性
水棲生物毒性 LC50 (ニジマス) :0.067mg/L
EC50 (オオミジンコ) :0.071mg/L
LC50 (ニジマス) : > 5,700 mg/L
EC50 (ミジンコ) : 267 mg/L
抗菌・防カビ活性

ヨートル®DP-CDにおけるMIC(最小発育阻止濃度)

菌株 MIC (ppm)
カビ
Aspergillus niger (黒カビ) 0.2
Cladosprium cladosporioides 0.5
バクテリア
Bacillus subtilis (枯草菌) 16
Pseudomonas aeruginosa (緑膿菌) 16,000
Echerichia coli (大腸菌) 63
Staphylococcus aureus (黄色ブドウ球菌) 16
Methylobacterium sp. 16
酵母
Candida albicans (カンジダ菌) 1.0
Saccharomyces cerevisiae (パン酵母) 2.0

試験方法:三井化学法

用途

ヨートル®DP-CDは、ヨートル®DP95をシクロデキストリン(CD)に包接した新規ヨウ素系抗菌・防カビ剤です。ヨートル®DP95は水に難溶ですが、CD包接化により水溶液にしています。

ヨートル®DP-CDは、高い防カビ性能を保有するとともに、大腸菌、黄色ブドウ球菌などの様々な菌に対する抗菌性も併せ持つことから、一剤で幅広い菌、カビに対して効果を発揮します。

ヨートル®DP-CDは、顔料分散剤、接着剤、塗料、木材防腐などのヨートル®DP95の用途に加え、水系塗料など水溶液として取り扱う用途に幅広く使用する目的で開発を進めています。

エマルション

水ベースのエマルションは種々の界面活性剤等が栄養源となり長期保管中にカビが発生します。ヨートル® DP-CDを添加することによってカビ発生の抑制が期待されます。

木材保護

ヨートル® DP-CDは木材に発生するカビの抑制が期待されます。

プラスチック製品

プラスチックに添加する可塑剤を栄養源としてカビが発生します。樹脂の練り込み時にヨートル®DP-CDを添加することで、カビ発生の抑制が期待されます。

接着剤

ヨートル® DP-CDは接着面でのカビ発生を抑制し、外観の悪化や接着性能の低下を防ぐことが期待されます。

水系塗料

ヨートル® DP-CDを溶剤を用いないで水系塗料へ配合可能と期待されます。
水系塗料の製品保管時および使用後の塗膜へのカビ発生を抑制することが期待されます。

その他

その他、水を主剤とする製品への用途展開を図っています。

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