Mitsui Chemicals

安全・保安

抜本的安全対策

三井化学は、2012年4月22日に発生した当社岩国大竹工場レゾルシン製造施設爆発火災事故を厳粛に受け止め、全社の安全・保安の確保に関わる問題点を徹底的に見直し改善するために、抜本的安全対策への取り組みを開始し5年が経過しました。多くの議論を重ねて展開してきた諸施策は日常的活動に落とし込まれ、日常課題としてPDCAをまわしながら活動を継続しています。抜本的安全対策は、安全レベルのさらなる底上げにつなげるべく、メリハリをつけながら今後も継続して推進していきます。
また、岩国大竹工場において取り組んできた安全再構築プロジェクトは、2016年11月と12月に監督行政の皆様や事故調査委員会の方々への最終報告を行いました。プロジェクトの活動の成果をご確認いただいた上で、2017年度からは新たなステージでの安全活動に取り組んでおり、抜本的安全対策で継続してきた取り組みの中に包含されています。

抜本的安全対策推進の全体像

抜本的安全対策は、2013年の開始以降、下図に示す全体像を構築し、全社を挙げて取り組んでいます。2017年度のステアリングコミッティ※1においては、2017年7月に発生した茂原分工場における火災の課題認識と対応を議論するとともに、継続して取り組んでいる安全文化診断の今後の展開について確認しました。

抜本的安全対策の全体像のポイント

  • 社長以下で構成するステアリングコミッティで全社課題を議論し活動を方向付け
  • 経営層を筆頭に本社組織の工場訪問機会を増やし、積極対話で安全に関与
  • 社外有識者の方々等の第三者によるご指摘を工場運営に反映
  • 工場長による安全対話や安全アドバイザー※2による工場横断的な安全活動点検
  • 課長主催の班長会議等の場で意思疎通強化
※1
ステアリングコミッティ:
「抜本的安全対策」を速やかに進行させるために、図に示すメンバーが一同に会し、全体課題を議論し、活動の方向付けを行う場のこと。
※2
安全アドバイザー:
日々の活動に入り込み、意見交換を通じて工場全体の安全レベル向上を担うベテラン社員。

「抜本的安全対策」推進の全体像

「抜本的安全対策」推進の全体像

抜本的安全対策の進捗

抜本的安全対策は3つの重点課題を11項目の方策に展開し、全社で具体的な取り組みを進めています。多くの方策は日常的な課題に位置付けるところまで進んでいます。2017年度は、基本事項の徹底を推進する活動と安全文化診断結果から見える職場の弱点を克服する活動(下図の赤枠部分)を集中的に行いました。2018年度はそれらの活動にも継続して粘り強く取り組むと同時に、2017年7月に発生した茂原分工場の火災事故を受けて見直したシステムに基づき安全管理を強化する計画を立てています。

抜本的安全対策の進捗状況

重点3課題、11方策 実行スケジュール(年度)
13下 14 15 16 17 18
(1)ライン管理者が現場に集中し、しっかりとマネジメントができること
ライン管理者の業務負荷軽減 継続          
ライン管理者の育成(責任と権限の明確化) 継続      
(2)技術力の向上と、技術伝承を確実に行えること
現場感覚を有するエンジニアの育成 継続        
安全技術が伝承されるシステムの構築 継続   強化
技術評価システムと体制の見直し 継続       強化
(3)安全最優先の徹底とプロ意識の醸成、業務達成感が得られること
安全・環境部の組織変更・機能強化 継続      
「安全はすべてに優先する」の徹底(基本徹底、診断)
プロ意識の醸成と強化(マニュアル全面改訂追加) 継続
チーム力・職場内コミュニケーションの強化 継続    
魅力ある上位職の設定(人材委員会等) 継続          
安全成績や業務での達成感獲得 継続