未来を構想する研究開発 ~三井化学だからこそ描ける未来がある~

三井化学だからこそ描ける未来がある

100年以上にわたる三井化学の歴史は、社会課題の解決から始まったと言えます。1912年には石炭コークスの副生ガスから肥料原料の製造を開始し、人口の急増に伴う食糧問題の解決に貢献しました。さらに、1958年には日本初となる石油化学コンビナートを建設し、現代にまで続く日本の産業発展に貢献しています。

そして現在、三井化学では私たちが目指す未来社会を「環境と調和した共生社会」「健康・安心な長寿社会」「地域と調和した産業基盤」と定めています。また、当社グループが提供する製品・サービスの環境や社会への貢献を見える化すべく、独自の環境貢献価値「Blue Value®」とQOL向上貢献価値「Rose Value®」を設定し、その価値の高い製品をそれぞれBlue Value®製品、Rose Value®製品として認定しています。

研究開発でも「Blue Value®」と「Rose Value®」を強く意識し、気候変動や海洋プラスチックごみなどに代表される環境問題の解決につながる技術や製品、世界中の人々のQOLを向上させる技術や製品の開発に注力しています。

持続可能な社会を実現し、世界中の人々が笑顔で暮らせる未来を創造する上で、様々な物質を最適なカタチに変化させられる化学のチカラは必要不可欠です。そして、三井化学はその化学のチカラでこれまでも社会課題の解決に貢献してきました。それは時代の変化に合わせて新たなチャレンジを積み重ねてきた歴史でもあります。その中で、様々な素材を創ってきた三井化学だからこそ描ける未来がある。

私たちはこうした歴史と想いを握りしめながら、様々な領域でのコミュニケーションを深め、そこで掴んだニーズ・ウォンツをいち早くデザインし、未来を創る研究開発に挑戦しています。

三井化学の研究開発にかける想い

お客様や社会の願いを誰よりも早くカタチにしたい。化学のチカラで世界中の人々の笑顔を生み出したい。皆さんの願いと笑顔の一番近くにいられる企業、そして「まずは三井化学に聞いてみよう」と気軽にお声がけいただける企業であり続けたい。これが三井化学の研究開発の根本にある想いです。

当社は現在、研究開発戦略に〝Communication & Design〟という新たな軸を加え、コア技術であるポリマーサイエンス、マテリアルサイエンス、プロセステクノロジーを合わせた4軸で新たな技術基盤の育成にチャレンジしています。また、未来を切り拓く研究開発を一段と加速させるべく、2025年までに研究開発費を700億円(2016年比で2倍)に拡大させる計画を立て、新規領域の開拓にも積極的に取り組んでいます。

研究開発におけるCommunication & Design戦略

なぜ、私たちのような化学メーカーの研究開発にコミュニケーションやデザインが必要なのか。それはもはや旧来のモノづくりのアプローチが通用しない時代を迎えつつあるからです。デジタル技術の急速な発展、グローバル化のさらなる加速、気候変動や海洋プラスチックごみなど全世界共通の社会課題の深刻化。あらゆることが地球規模で加速度的に変化し、お客様や社会が抱える課題や願いはより多様化かつ複雑化しています。こうした大きな転換期において、「創ってみて用途を探す」といった20世紀の素材開発の手法では、世の中の変化のスピードに対応することはできません。

そこで私たちは、世の中のニーズ・ウォンツをいち早く捉えるためのCommunication戦略と、そのニーズ・ウォンツをいち早く世の中にカタチとして提案するDesign戦略を研究開発の新たな軸に加えました。Communication戦略では、様々なお客様との対話を深めるべく、新たな共通言語の獲得、インテリジェンス機能の強化、情報発信機能の強化などに取り組み、Design戦略では材料科学と情報科学の融合、デザインテクノロジーやラピッドプロトタイピングの導入などを進めています。

こうした新たなアプローチを加速させるため、大学やベンチャー企業とのオープンイノベーションや、技術と人材の並行したマネジメントも強化し、研究開発をしてから顧客開拓する従来の方法ではなく、顧客のニーズという目線やスピード感を身につけ事業化につなげる取り組みを進めています。これにより、私たちは社会で何が必要とされ求められているのかをいち早く見つけ出し、長年蓄積し強化したテクノロジーで新たな価値を提供していきたいと考えています。