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コンプライアンス マネジメント

取り組み

グループコンプライアンス体制の目指す姿

三井化学グループは、当社グループ各社が安心して事業に専念できるよう、VISION 2030達成の前提となるコンプライアンス基盤の構築に取り組んでいます。

具体的には、コンプライアンスマネジメントを平時の「予防」、「検知」および有事の「初動対応」、「恒久対応」という4つの段階に区分した上で、各段階における諸施策を一気通貫で運用します。これにより、グループ・グローバルでPDCAサイクルを展開し、定着させるとともに、コンプライアンス意識のさらなる向上も目指します。

予防

統制ポイント

当社グループは、コンプライアンス違反を未然に防ぐため、当社グループにおいて過去に発生したコンプライアンス違反事例を分析し、不正防止に有効な統制行為・手続きを「統制ポイント」としてまとめ、当社グループ全体の業務プロセスに組み込んでいきます。そして、グループ各社は統制ポイントを基に自らの業務プロセスを検証し、コンプライアンス違反が発生しないように業務の管理・監督を行うことで、自律的な統制の確保を目指しています。2022年度は当社グループの10社において試行し、2023年度以降、順次拡大して実施する計画です。

コンプライアンスレベル評価

当社グループ各社が自社のコンプライアンス上の課題を把握するための「コンプライアンスレベル評価」を開始しました。グループ各社は評価結果をもとに自ら改善活動を行い、本社機能部門はグループ各社を支援するとともに、グループ全体で対応すべき課題を特定し、必要な施策の整備を行います。2022年度から当社グループの7社において試行し、2023年度以降、順次拡大して実施する計画です。

検知

当社グループは、コンプライアンス違反をいち早く検知するために、内部通報制度を導入しています。2022年度以降、多言語、時差等に対応し、体制の強化を段階的に進めています。

初動対応(案件対応)

コンプライアンス違反が発生した場合、迅速かつ適切な初動対応を実施するために、当社は、案件に関する専門的な知見を有する本社機能部門のメンバーで構成される「タスクフォース」の組成、役割、対応プロセスなどを明文化しています。

恒久対応(グループ全体対応)

発生したコンプライアンス違反案件について、当社はグループ全体における再発防止策を立案し、展開することとしており、「タスクフォース」および本社機能部門の役割、対応プロセスなどを明文化しています。

コンプライアンスを尊重する風土の醸成

三井化学グループの役員および従業員が、自主的自律的に法令・ルールを遵守していくためにも、コンプライアンスを尊重する風土の醸成は必要不可欠です。当社では、2023年1月に社長メッセージを発信すると同時に、コンプライアンスに関する情報が集約された社内ポータルサイトを開設し、役員および従業員に対して、コンプライアンスの重要性を理解する機会をより多く確保しています。

社内報でのコンプラアンスの取り組みに対するトップメッセージの発信 社内報でのコンプラアンスの取り組みに対するトップメッセージの発信